春の山菜の王様「タラノメ(タラの木)」を、山林の明るい斜面や林道沿いを活用して栽培するモデルです。初期に根(根根)を仕込んでしまえば、2年目以降は毎年春に安定して収穫が可能。1パック(4〜5個入り)300円〜500円で道の駅や産直ECで飛ぶように売れるため、春先の短期集中型ビジネスとして非常に優秀です。
タラの木は、実は日光を好む「先駆植物(パイオニア植物)」です。山林を少し切り開いた場所や、林道の脇など、適度に日が当たる「山の斜面」が最高の適地になります。さらに、平地と違って山林特有の傾斜があることで水はけが良くなり、根腐れを完全に防ぐことができます。また、タラの木には鋭いトゲがあるため、シカやイノシシといった害獣が嫌がって食べない(食害フリー)という、山林ならではの強力な優位性があります。
山林にただ苗を植えるだけでは、周囲の強烈な雑草(クズやササなど)に負けて消滅してしまいます。自然の力を借りつつ、確実に収穫量を最大化するためのプロの技術を解説します。
・「駒木植え(根根伏せ)」による超ローコスト増殖 苗木を大量に買うとコストがかさみます。プロは冬の間(12月〜2月)に親株の太い根を掘り起こし、10cm〜15cmの長さに切り分けた「根根(ねこん)」を作ります。これを春先に地面に水平に並べて土を数センチ被せるだけで、1つの根から新しい芽が爆発的に発芽し、数倍〜数十倍の規模にタダで増殖させることができます。
・単価を5倍にする冬の「ふかし(促成栽培)」の裏技 春に普通に採るだけでなく、プロは1月〜2月の厳冬期にタラの枝(側芽がついたもの)を2〜3節の長さに切り出し、ビニールハウスや室内の暖かい場所で水につけて管理します。この「ふかし」技術を使うことで、市場にまだ全くタラノメが出回っていない2月〜3月の超早期に出荷でき、通常の数倍のプレミアム価格(1パック1,000円以上)で現金化できます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。