◆ゴーヤ(Bitter Melon) 夏の需要爆発をストック型に変える ゴーヤジャングルで作るハーブ&健康加工品ビジネス
夏野菜の定番であるゴーヤですが、生鮮野菜として出荷するだけでは夏のピーク時に価格が暴落(豊作貧乏)してしまいます。このビジネスモデルの本質は「生食」ではなく「加工(健康茶・漢方原料)」にあります。夏の間に野生畑の広大な敷地を使ってゴーヤをジャングル化させ、大量に収穫。それをスライスして天日干し・焙煎し、「野生畑の無農薬・野生風ゴーヤ茶(苦瓜茶)」としてパッケージ化します。血糖値や血圧を気にするシニア層や健康志向層をターゲットに、冬でも売れ続けるリピート性の高い「ストック型(サブスクリプション)ビジネス」へと昇華させます。
ゴーヤはツルを猛烈に伸ばすため、市民農園では「隣の区画のネットに絡まった」「日陰を作って迷惑をかけた」といったトラブルが絶えません。まるごと貸しの野生畑であれば、周囲に気兼ねすることなく、野山の傾斜や既存の木々、あるいは独自に組んだ大型の支柱にツルを這わせ、巨大な「立体ゴーヤジャングル」を作ることができます。また、野山の厳しい自然環境で育てることで、害虫に対する植物自身の防御反応が働き、ポリフェノールや苦味成分(モモルデシン)が凝縮された、圧倒的に薬効成分の高い高品質なゴーヤが育ちます。
・「種皮の爪切り」と初期根の活着: ゴーヤの種は非常に硬く、そのまま植えると発芽にムラが出ます。プロは蒔く前に、種の尖った先端(芽が出る部分)を爪切りでわずかに切り落とし、水分を吸収しやすくしてから播種(はしゅ)します。
・親蔓(おやづる)の5節カットによる子蔓・孫蔓の爆発: ゴーヤは親蔓(メインの茎)にはあまり実がつきません。本葉が5〜6枚になった時点で親蔓の先端をカット(摘心)することで、実がたくさんつく「子蔓」「孫蔓」を四方に爆発的に伸ばし、収穫量を数倍に跳ね上げます。
・完熟直前の「タイミング収穫」と乾燥プロセスのスピード化: お茶に加工する場合、完熟して黄色くなる直前の、最も栄養価と苦味がのった濃緑色の段階で収穫します。収穫後は野山の風通しの良さを活かし、スライスして24時間以内に一気に初期乾燥させることで、鮮やかな緑色と豊かな風味を保った高級ゴーヤ茶に仕上げます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。