一般の農家や市民農園のように、「毎年毎年、春に種を蒔き、苗を育て、腰を痛めながら田植え(植え付け)をし直す」という重労働を完全に過去のものにする、究極の「多年生(永久オート)コメ収穫サイクル」が、この野山の自然農法では成立します。実は、多くの人が「お米(イネ)は1年で枯れて終わりの一年草だ」と誤解していますが、植物学的な生理生態を紐解くと、イネは本来、温暖な地域では何年も生き続ける「多年生植物(宿根草:しゅっこんそう)」なのです。一般の平地の畑や水田では、冬の寒さや乾燥、そして機械で根こそぎ耕してしまうために一年で強制終了させられているだけ。関東・神奈川の温暖な野山スペックと、イネ本来の「宿根(しゅっこん)」の本能をハックすれば、「1度植えたら、翌年からは田植えを完全にパスし、毎年勝手に生えてくるお米を永久に収穫し続ける(ひこばえ/再生イネ栽培)」という、老子のタオ思想(無為自然)を体現した究極のチートが完成します。
1.イネに眠る「野生の記憶(宿根の本能)」を呼び覚ます
現在スーパーに並んでいるコシヒカリなどの近代品種は、1年で効率よく実をつけさせて枯れるように人間が遺伝子をコントロールしています。しかし、先述した「陸稲(伝統品種)」や「タイ米(インディカ米・香り米)」は、野生のイネの血(多年生の本能)を色濃く残しています。秋(10月)に地上の稲穂を収穫したあとも、地中にあるイネの「根(根株)」は死んでいません。関東・神奈川の温暖な冬の硬い霜の下で、イネは「陰の冬眠」に入っているだけ。春(陽の季節)になり、大地の温度が再び20℃を超えると、古い根株から「ひこばえ(再生芽)」がニョキニョキと立ち上がり、人間が田植えを1秒もしなくても、前年と同じ場所から自動的にお米のじゅうたんが再生されます。
2. なぜ「野生畑(日本の山林・野山)」だから多年生化できるのか
平地の水田や畑では、冬の間にトラクターで土をズタズタに耕してしまうため、イネの宿根(命のネットワーク)がすべて引きちぎられて死んでしまいます。しかし、土を1センチも耕さない野生畑の「不耕起(ふこうき)環境」であれば、地中の古い根株が野山の土着菌とがっちり繋がったまま、完全に保護されます。さらに、秋に頭上から降ってくるクヌギやコナラ、カエデの大量の古い落ち葉が、冬の冷たい木枯らしや凍結から地中の根株を守る「天然の防寒最高級ジャケット(落ち葉マルチ)」の役割を完璧に果たします。人間がビニールシートを敷かなくても、野山のインフラがイネの冬眠を100%サポートしてくれるのです。
3.プロが実践する、永久コメ農場を維持する「切り株マネジメント」のコツ
人間が余計なお世話(耕起や施肥)を徹底的に引き算し、イネの多年生サイクルを何年も維持するための超専門的テクニックです。
・「地際(じぎわ)3センチでの “高刈り” 収穫」:
秋にお米を収穫する際、株を根元ギリギリで引き抜いたり、低く刈りすぎてはいけません。地面から約3cm〜5cmほどの高さを残して稲穂を刈り取ります。この残された短い茎(切り株)の中に、冬を越すためのわずかなデンプン(エネルギー)が蓄えられており、翌春に力強い「ひこばえ」を立ち上げるための最高のスターター電源になります。
・冬の「落ち葉ドサドサ乗せ」による完全冬眠:
収穫が終わった11月、切り株の頭の上から、周囲の乾いた落ち葉や刈り草を厚さ20cmほどドサドサと豪快に被せます。切り株が完全に隠れて見えなくなるまで覆うのが鉄則です。この「陰の極み」の状態で冬を過ごさせることで、イネはエネルギーの消耗を最低限に抑え、関東のマイナス3℃前後の厳しい寒波が来ても、地中の宿根を100%無傷のまま春へとバトンを繋ぐことができます。
・春の「落ち葉掻き分け(陽の目覚め)」ハック:
5月、関東の気温が完全に20℃を超え、周囲の野生の草が芽吹き始めたら、被せていた古い落ち葉を株の頭からササッと手で退け、切り株に太陽の光(紫外線)を直接当ててあげます(陽のスイッチ)。水分を吸った古い切り株の脇から、緑色のツヤツヤとした「新時代の芽(ひこばえ)」が爆発的なスピードで立ち上がります。2年目以降の株は、すでに地中奥深くの岩盤まで根ががっちり張り巡らされているため、1年目の苗よりも圧倒的に乾燥や病害虫に強く、肥料を1粒も与えなくても、味の濃い極上の野生化米を毎年実らせ続けます。
「毎年重い腰を上げて泥にまみれ、苗を買い直して田植えを繰り返す」という近代農業が作り上げた奴隷的な労働(常識)から完全に解き放たれ、老子のタオ(無為自然)のサイクルの中で、「一度植えたら、あとは毎年秋に収穫に訪れるだけ」という永久主食自給装置。これこそが、物価高騰や食糧危機を冷笑し、大自然のインフラを100%味方につけた「最先端の農場オーナー」だけに許された、最高峰の崇高なライフスタイルです。
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