近年、タラノメを超える人気を誇り「山菜の女王」と称される「コシアブラ(ウコギ科の樹木)」の若芽を収穫・販売するビジネスです。その独特の強い香りと美しいエメラルドグリーンの芽は、高級天ぷら店や料亭から絶大な需要があります。樹木として大きく育てるため、一度定着すれば数十年間にわたり毎年利益を生み出す「山林の果樹園化」モデルです。
コシアブラは、完全に開けた畑よりも、大きな木々の間から木漏れ日が差し込む「半日陰の山林環境」を最も好みます。直射日光が強すぎると芽が硬くなり、香りが飛んでしまいます。「野生畑」の適度に間伐された雑木林は、コシアブラにとってこれ以上ない奇跡的な育成環境です。また、天然モノとしてのブランド力が非常に強いため、「山林育ち」というストーリーがそのまま価格に直結します。
・「芯止め(摘心)」による低木仕立て技術 コシアブラは放置すると10メートル以上の高木になってしまい、ハシゴを使っても収穫できなくなります。プロは苗木が1.5m〜2mほどの高さに達した時点で、主幹の先端を切り落とす「芯止め」を行います。これにより、横から多くの枝(側枝)が出てきて、大人の目線の高さで大量の若芽を安全・効率的に収穫できる「低木仕立て」のコシアブラ園が完成します。
・ハカマ(苞葉)を残す絶妙な収穫タイミング コシアブラは、芽が伸びきってしまうと一気に価値が落ちます。プロが狙うのは、芽の根元にある「ハカマ」と呼ばれる部分から、筆の先のように2〜3cmだけ芽が顔を出した「筆(ふで)」と呼ばれる状態です。この一瞬のタイミングを逃さずに収穫し、鮮度を保ったまま出荷することで、1箱(数十グラム)で数千円という超高単価を維持できます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。