アンデス原産のキク科の根菜で、梨(ナシ)のようなシャキシャキとした食感と、フラクトオリゴ糖の含有量が全植物中ナンバーワンを誇る「ヤーコン」。腸内環境を劇的に改善する次世代のスーパーフードですが、生は非常に折れやすく流通が難しいため、スーパーで見かけることはまずありません。このモデルの価値は、「農薬も肥料も1粒も使わず、野山の自然の保水力だけで、中身が透き通るような甘いクリスタル・ポテト(ヤーコン)を完全自動で量産し、デトックスライフを自給する」ことにあります。
ヤーコンは「非常に水を好むが、水がたまると根腐れする」という、花きや観葉植物のデリケートな品種と同じ生理特性を持っています。平地の畑では毎日の水やりや排水対策に追われますが、関東の里山にある「雑木林のキワの緩やかな斜面」は、彼らにとって完璧な自動インフラです。山の土壌に堆積した厚い落ち葉層が天然の加湿器となって水分を常に供給しつつ、余分な水は傾斜によって地球の重力でサーッと下へと抜けていきます。また、ヤーコンの葉には特有のテルペン類という忌避成分が含まれているため、野山の害虫やシカ・イノシシすら一切食害しません。
・「不耕起(耕さない)落ち葉サークル」: 土は耕さず、春(4月)にヤーコンの「赤紫色の種芋(生長点)」を斜面に点植えします。株元には近くのクヌギなどの落ち葉を厚さ10cm以上敷き詰めます(落ち葉マルチ)。これにより、ハーブ栽培と同じく「株元の蒸れ」を防ぎつつ、土壌の乾燥を100%シャットアウトします。
・「収穫後の『陰干し(天日干し)』による糖度爆発」: 秋の終わり、霜が降りる直前に大きな芋を掘り上げます。掘りたては甘みが少ないですが、これを野山の雑木林の風通しの良い木陰で、1週間ほど太陽の光(紫外線)と夜露に当てて「陰干し」をします。この環境変化(試練)を与えることで、芋の中のデンプンが一斉にフラクトオリゴ糖へと変換され、梨のように甘くジューシーな「食べる美容液」へと勝手に化けてくれます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。