ビタミン豊富で夏から秋まで長く収穫できるピーマンを、野山の立体構造をハックして無農薬で育てるモデルです。市民農園では、風で枝が折れないように厳重に4本の支柱を立ててヒモで結び(誘引)、株元を綺麗にしてアブラムシに効く薬剤を撒くなど、メンテナンスの手間がつきまといます。このモデルでは、「支柱資材も、毎週の誘引労働もすべてカット。野山の雑草の『壁』に体を預けさせ、無農薬のまま、市販のピーマンより2倍近く皮がぶ厚くジューシーな実を自動収穫する」というセミオート栽培です。
ピーマン(トウガラシ属)の先祖は、中南米の「熱帯雨林の木漏れ日が入る開けた場所」に自生していました。実は、トマトやスイカほど強烈な直射日光を必要とせず、むしろ夏の猛烈な西日に当たると株が干からびて実が日焼けしてしまいます。関東の里山にある「大きめの樹木の南東側(午後から影になる場所)」は、ピーマンにとって最高に心地よい熱帯雨林の再現になります。また、平地ではアブラムシが媒介するモザイク病が致命傷になりますが、野山にはアブラムシの天敵であるテントウムシやカゲロウの幼虫、クモが無限にスタンバイしているため、人間が殺虫剤を撒く必要がありません。
・「雑草の “ゆりかご” 誘引(支柱レス)」: ピーマンを植える際、周囲の雑草(背が高くなりすぎないメヒシバなど)をあえて少し残しておきます。ピーマンの四方を雑草が囲むような状態にすると、ピーマンの柔らかい枝が周囲の草のクッションに寄りかかるようにして自立します。これが天然の支柱(ゆりかご)となり、関東の夏のゲリラ豪雨や強い突風が吹いても、枝がパキッと折れるのを完璧に防いでくれます。
・「アブラムシを騙す、キラキラ落ち葉マルチ」: ピーマンがまだ幼い初期(5月〜6月)、株の周りに、野山の「カキの木」や「ツバキ」などの、表面がツルツルして光を反射しやすい(キチクラ組織が発達した)落ち葉を敷き詰め squar します。アブラムシは下からの光の反射(乱反射)を浴びると上下の感覚を失い、株に着地できなくなります。この視覚ハックにより、無農薬のまま初期のデリケートな時期を完全に無傷で突破させます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。