「ほったらかしで育つ野菜」の筆頭でありながら、市民農園の栄養満点な土で育てると、葉っぱばかりが茂って肝心の芋が全く大きくならない「ツルボケ」が多発するサツマイモ。これを、野山のあえて『条件の悪い痩せ地』を利用して、ホクホクで濃厚な甘みの芋に仕上げる完全放置型の備蓄食糧モデルです。「草刈り以外の管理労働を完全シャットアウトし、冬の間のエネルギー源をノーコストで確保する」という、実用性抜群の自然農法です。
サツマイモは、他の野菜がどうしても育たないような「栄養分(特にチッソ分)がまったくないカラカラの痩せた土地」を最も好みます。関東の野山を切り開いたばかりの、地表の黒土が削れて下の「赤土(粘土質・痩せ地)」が露出しているような、普通の農業では絶望されるような場所こそが、サツマイモにとっては天国です。肥料がまったくないためツルボケを起こさず、芋が生きるために必死にデンプンを蓄えるため、平地のサツマイモよりも圧倒的に味が濃く、引き締まった極上の芋が育ちます。
・「トタン板または瓦の『底敷き(そこじき)』ハック」: 野山の斜面や赤土の場所に浅い溝を掘り、そこに古いトタン板や割れた瓦、あるいは固いベニヤ板を地面と水平に埋め、その上に少し土を被せてからサツマイモのツルを植え付けます。こうすると、下に伸びようとした芋がトタン板にぶつかり、横へ横へと太らざるを得なくなります。この「障害物ハック」により、野山の硬い土でも、丸々と太った綺麗な形の芋が驚くほど簡単に収穫できるようになります。
・「ツル返し」をしない野生放置: 市民農園では、ツルから出た根が地面に根付かないようにツルをひっくり返す「ツル返し」を何度も行いますが、野生畑では不要です。周囲に生えている野生の雑草の上にサツマイモのツルを乗せておくだけで、雑草が天然のマルチとなり、サツマイモのツルが直接地面に触れないため、自動的にツルボケが防げます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。