一般的な10,000羽規模のケージ養鶏(効率重視)とは真逆をいく、野山の傾斜や林床に鶏を放し飼いにする「放牧養鶏」の自家消費・小規模循環モデルです。このモデルのビジネス的価値は、「鶏を『家畜』ではなく、野山の環境を管理する『動く相棒』としてハックし、1個100円以上で取引されるレベルの超濃厚な天然卵と、極上の有機肥料(鶏糞)をローコストで永続的に手に入れる」ことにあります。
鶏の祖先は、東南アジアの「森林( jungle)」に暮らしていた赤色野鶏(セキショクヤケイ)です。そのため、彼らにとって最もストレスがなく、本能を解放できるのは、まさに神奈川の里山に多い「雑木林の木漏れ日と落ち葉の地面」です。平地の開けた土地ではタカやカラスなどの天敵に狙われやすいですが、頭上をクヌギやコナラの枝葉が覆う野山は、鶏にとって天然のシェルター(隠れ家)になります。さらに、ふかふかの落ち葉を足で掻き分けながら、地中の虫や草の種を自分で探して食べるため、鶏自身の免疫力が極限まで高まり、病気とは無縁の健康体を維持できます。
・「アニマルウェルフェア(動物福祉)型の移動式ケージ(チキントラクター)」の導入: 野山全体に放し飼いにすると卵の回収や夜間のイタチ対策が困難になります。底のない軽量なケージを自作し、3〜4日ごとに野山の斜面を移動させます。鶏がそのエリアの雑草をきれいに食べ尽くし、足で土を耕し、糞(肥料)を落としたら、次のエリアへ移動する。これにより、土地の除草と開墾を鶏に完全自動化させます。
・「緑餌(りょくじ)と落ち葉発酵」の飼料設計: 高価な市販のトウモロコシ飼料を買い続ける必要はありません。野山の「ミョウガ」や「フキ」の残渣、周囲の野草、そして何年も積もった落ち葉の層に含まれる土着の「発酵微生物」を鶏が直接ついばむことで、卵黄の生臭みが完全に消え、驚くほど弾力のある「つまめる卵黄」が完成します。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。