「水とチアシードさえあれば人間は生きていける」とまで言われ、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)や食物繊維、アミノ酸の塊として、現代のヘルシーライフに欠かせないチアシード。このモデルのビジネス的価値は、「オーガニックスーパーで高値で売られているチアシードを、野山の『シソ科本来の爆発的な生命力』をハックして無肥料・完全無農薬で自動量産し、一生モノの抗酸化資産をタダ同ナーで自給する」ことにあります。
チアシードの正体は、中南米原産の「サルビア・ヒスパニカ」というシソ科の一年草です。ミントやバジルを育てたことがある方ならお分かりのように、シソ科植物は平地の肥えた畑に植えると、過保護すぎて根腐れするか、葉ばかり茂って肝心の「種(シード)」がつきにくくなります。彼らが最も好むのは、関東・神奈川の野山にある「日当たりの良い、小石交じりの乾いた傾斜地」です。肥料がまったくない過酷な痩せ地に置かれることで、植物は生存本能を最大化させ、秋の終わりに栄養成分がパツパツに詰まった高品質な種を鈴なりに実らせます。また、シソ科特有の強い精油成分(香り)を放つため、野山の害虫やイノシシ、シカなどの害獣も一切近寄ってきません。
・「初夏の不耕起まき(バラ撒き)」: 春(5月〜6月)、土を耕す必要はありません。野山の南向きの乾いた斜面の雑草を少し刈り、地面に直接タネをパラパラとバラ撒きして、上から刈り草を薄く被せておくだけです。夏(陽の季節)の強い光を浴びて2メートル近くまでスクスクと成長し、秋(陰の季節)には美しい紫色の花を咲かせます。
・「冬の逆さ吊り(乾燥ハック)」: 11月頃、花が枯れて全体が茶色く乾燥し始めたら、株を根元からカマでバチンと切り取ります。そのまま雑木林の風通しの良い木枝や、秘密基地の軒下に「逆さ吊り」にして1週間ほど陰干しします。完全に乾いたあとにブルーシートの上で棒で叩くだけで、ダイヤモンドのように輝くフレッシュなチアシードがザーッと無限に手に入ります。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。