夏バテ防止に最適なネバネバ野菜の代表格オクラを、野山のダイナミックな環境を借りて完全無農薬で育てるモデルです。市民農園では、収穫が1日遅れただけで実が木のようにカチカチに硬くなり、食べられなくなってしまうデリケートな野菜ですが、野山ではその弱点を「引き算」します。「水やり労働も毎日の見回りコストも完全ゼロ。1週間ぶりに里山を訪れても、指でポキッと折れるほど柔らかくみずみずしい極上オクラを自動収穫する」という、週末里山ライフに最適な自家消費モデルです。
オクラの原産地は、アフリカのエチオピア高原という「猛暑と適度な乾燥、そして深い土壌」を持つ地域です。そのため、直射日光が強すぎる平地の畑では、土がカラカラに乾いて株が消耗し、実の繊維がすぐに硬化してしまいます。関東の里山にある「雑木林の南側のキワ(縁)」は、オクラにとって天国です。午前中はアフリカの故郷を思わせる強烈な光を浴びつつ、土壌には何年も積もった山の落ち葉層が水分をたっぷり抱え込んでいるため、根が乾くことがありません。この「頭はカンカン照り、足元はしっとり」という野山の絶妙な水分バランスが、実の成長を優しくコントロールし、巨大化してもスジが入らない最高峰の柔らかいオクラを育て上げます。
・「3本立ち(密植)」によるセルフシェードハック: 種を蒔く際、1箇所に3粒〜4粒をまとめて蒔き、間引かずにそのまま「束」として育てます。平地の園芸では1本に間引くのが常識ですが、野山の自然農法では密植が鉄則です。複数の株が互いに寄り添い、葉を重ね合わせることで、夏の強烈な西日から自らの幹と足元を守る天然の日除け(セルフシェード)を作ります。これにより、木の成長が適度におおらかになり、サヤの柔らかさがさらに長持ちします。
・「収穫と同時に下の葉をすべて刈り取る」: オクラの実を1つ収穫したら、その実のすぐ下についている大きな葉を、カマでバチンとすべて切り落とします。野山では風通しを確保することが病気(うどんこ病など)を防ぐ最大の防御です。下葉を豪快に切り落としていくことで、雑木林の心地よい風が株元を通り抜け、無農薬のまま秋の涼風が吹くまで、ツヤツヤのオクラが鈴なりに実り続けます。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。