瓶詰めの小さななめこではなく、傘が5cm以上に開いた、歯ごたえ抜群の「大粒なめこ」を自家消費するモデルです。ビジネスとしての本質は、「林業の現場で『使い道がない』と捨てられるような、水分が多くて柔らかい雑木(サクラやトチなど)を、最高級の秋の味覚を生み出す生産マシーンへと転換させる」という、廃棄資源の価値最大化(アップサイクル)にあります。
なめこは、数あるキノコ類の中でも「最も日光を嫌い、最も湿気を好む」という特性を持っています。そのため、一般的な畑では100%栽培不可能です。関東の野山にある「一年中、絶対に直射日光が当たらない鬱蒼とした杉林の木陰」や「常に湿っている北向きの斜面の最下部」など、一見すると使い道のない『最悪の条件の土地』こそが、なめこにとっては最高の一等地になります。
・「密伏せ(みつぶせ)」による乾燥防止: 菌を植えた原木(長木)を、地面に直接ベタ並べにするか、あるいは交互に低く密着させて積み重ねる「密伏せ」を行います。木同士を密着させることで、野山のわずかな水分をブロック内に閉じ込め、なめこ菌が苦手な「夏の乾燥」を完全にシャットアウトします。
・「梅雨の長雨」を利用した菌糸誘導: 5月〜6月の梅雨時期は、あえてシートを外し、関東の豊富なまとまった雨を直接原木に吸わせます。このタイミングで木にたっぷりと水分を含ませておくことが、秋(10月〜11月)に大粒のなめこをツヤツヤに発生させるための最大の秘訣です。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。