◆ディル(北欧の魔法のハーブ 種も葉も爆産する香辛料)種が飛んで勝手に広がる。 野山の風をハックする「ディル」の永久スパイス森
細い糸のような美しい緑の葉(フェザーリーフ)を持ち、サーモンや魚料理の消臭、ピクルスの香り付けとして西洋料理に絶対に欠かせない高級ハーブ「ディル」。さらに秋には、葉以上の強烈なシトラス香を持つ「種(ディルシード)」が大量に収穫できる、1株で2度美味しい万能スパイスです。このモデルの本質は、「買うと地味に高いフレッシュハーブを、野山の『風』を利用してエリア一帯に自動で種を飛ばさせ、一生分の高級香辛料を労働コスト完全ゼロで自給・資産化する」ことにあります。
ディル(セリ科)は、太陽の「陽の光」を好む一方で、根元がジメジメと蒸れる環境が大嫌いです。狭い市民農園で密集して育てると、梅雨時期に一瞬で蒸れて腐るか、他のアブラナ科の虫(キアゲハの幼虫)を吸い寄せて全滅します。しかし、野山の「風が吹き抜ける中腹の斜面」は、ディルにとってこれ以上ない楽園です。傾斜地のおかげで株元の通気性が常に抜群に保たれ、病気を無農薬で完全に回避できます。さらに、ディルは花が咲くと頭上に大きなパラソル状の黄色い花(散形花序)を咲かせ、山の強い風に乗って、種を数十メートル先まで勝手に飛ばします。周囲の野生の雑草の隙間に種が入り込み、翌年には「そこら中からディルの爽やかな香りが立ち上る永久ハーブエリア」へと勝手に変貌します。
・「種(シード)の完熟タイミングを待つ」引き算: 夏の終わりに黄色い花が終わり、実(種)が緑色から「茶色(ブラウン)」に変わり始めたら、株を根元からバサッと刈り取ります。すべてを収穫せず、全体の2割はそのまま山に残して風に任せて種を飛ばさせます(これが翌年の自動複製のインフラになります)。
・「全草乾燥」による2次付加価値製品の作成: 収穫した山ほどのディルの株を、秘密基地の木陰に逆さ吊りにして陰干しします。乾燥した葉は「ドライディルウィード」として、パラパラと落ちた種は「ディルシード(ピクルスやスパイスカレー用)」として、瓶に詰めて保存します。1粒の種から、1パック数百円の価値がある高級乾燥スパイスが、文字通りバケツ一杯分、完全ノーコストで手に入ります。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。