日本の食卓に365日欠かせない万能野菜である長ネギを、野山の環境変化を使って「完全ノーメンテナンス」に育てるモデルです。市民農園で白い部分が長いネギ(根深ネギ)を作ろうとすると、深さ30cm以上の深い溝を掘って苗を植え、成長に合わせて何度もクワで重い土を寄せる「背中が割れるような重労働」が必要です。このモデルでは、「人間が溝を1センチも掘らず、土を寄せる労働コストも完全ゼロ。野山の秋の恵みである『落ち葉』を上からドサドサと乗せるだけで、柔らかく甘みの強い極上長ネギを永続的に自給する」という、究極の労働カット自然農法です。
ネギの仲間は、中央アジアの乾燥した寒冷な傾斜地に自生していた多年生植物です。ネギの茎(白い部分)が白くなるのは、太陽の光が当たらない環境(遮光)に置かれるからです。平地では重い「土」を使って遮光しますが、関東の野山には、秋になると頭上から「クヌギやコナラ、カエデの乾いた落ち葉」が実質無限に降ってきます。土の代わりに、この軽くて空気を含んだ落ち葉の層でネギの周囲を覆うことで、ネギの茎は一切窒息することなく、呼吸をしながら上へ上へと真っ直ぐ伸びていきます。土の重圧がかからないため、繊維が驚くほど柔らかく、芯から濃厚な甘い蜜(ムチン)が溢れ出る最高の長ネギが育ちます。
・「不耕起(耕さない)落ち葉タワー栽培」: 平坦な場所に、ネギの苗(干しネギ苗がベストです)を15cmほどの間隔でそのまま地面に挿し込んで植えます。ネギが伸びるにつれて、株の周りに野山の落ち葉を「壁」を作るように、厚さ20cm〜30cmほどドサドサと積み重ねていくだけです。土をクワで寄せる必要はありません。収穫時は、落ち葉を足でササッと退けるだけで、真っ白に伸びた長ネギが力を入れずにスルッと抜けます。
・「根元を残す、永久サイクル収穫」: 長ネギを収穫する際、根っこごと引き抜かずに、地面から3cmほどの場所でハサミでバチンと「首ちょんぱ(地上部だけ収穫)」します。ネギは驚異的な再生能力を持っているため、根元が野山の土着菌と繋がっていれば、数週間後にはそこから新しい青いネギがニョキニョキと再び生えてきます。一度植えれば、植え替えることなく、何年も無限に収穫し続けられる「永久薬味資産」が完成します。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。