「ポポー(アケビガキ)」は、バナナとマンゴーとカスタードプリンを合わせたような濃厚な甘みを持つ、北米原産の落葉果樹です。非常に傷みが早いため市場流通がほとんどなく、「幻のフルーツ」と呼ばれています。このモデルのビジネス的価値は、「平地の農家がリスク(流通の難しさ)を恐れて作らない高級果実を、野山の土地を使って完全無農薬・資材費ゼロで自給し、市場価値以上のラグジュアリーな食体験を得る」ことにあります。
ポポーは驚異的な耐寒性と耐暑性を併せ持ち、関東・神奈川の四季の気候に完全に適合します。さらに、植物全体に「アセトゲニン」という強い殺虫成分を含んでいるため、野山に多く生息するアブラムシ、毛虫、さらには鹿やイノシシといった害獣すら食害しません。一般的な果樹栽培で必須となる「年十数回の農薬散布」や「厳重なネット囲い」が一切不要で、野山の生態系の中で完全に自立して育ちます。
・「幼木期の遮光」と「成木期の日向」のシフト: ポポーの性質で最も面白いのが、花きでいう「半陰生から陽生への転換」です。苗木(1〜2年目)のうちは直射日光に弱いため、雑木林の木漏れ日(半日陰)に植えます。成長して木が大きくなると逆に日光を好むようになるため、周囲の雑木を少し剪定して頭上に光を当ててあげることで、3〜4年目から爆発的に実がつき始めます。
・「異品種2本植え」による結実の確実化: 1本でも実がつく品種もありますが、野山で確実に受粉させるためには、遺伝的に異なる2品種(例:「ウェールズ」と「サンフラワー」など)を数メートル間隔で近くに植えるのが、落果を防ぎ大玉を収穫するプロの鉄則です。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。