◆ゲンノショウコ(現の証拠:日本の3大民間薬) 胃腸の守護神を足元に仕込む。 野山の草むらに広がる「ゲンノショウコ」の自給術
「飲むとすぐに効果が現れる」ことからその名がついた、日本の3大民間薬の筆頭であるゲンノショウコ(フウロソウ科)。タンニンを豊富に含み、古くから胃腸の万能薬として重宝されてきたこの薬草を、野山の一角で完全セミオートマチックに群生させるモデルです。ビジネスの本質は、「薬局で乾燥茶葉を買い続けるコストを完全ゼロにし、野山の『人間の通り道』などの未利用地を利用して、不調の時にすぐに役立つ『生きた天然の家庭薬箱』をノーコスト・ノーメンテナンスでホールドする」ことにあります。
ゲンノショウコは日本全国の山野や道端に自生する在来種です。そのため、関東・神奈川の気候や四季の移り変わりには最初から100%適合しています。彼らが最も好むのは、市民農園のような日当たり一等地の肥えた畑ではなく、雑木林のキワや、少し草が隠れる「木漏れ日の届く半日陰の斜面やアプローチ(通路)」です。平地で過保護に肥料を与えて育てると、茎が徒長して肝心の薬効成分が薄まってしまいます。肥料が一切ない野山の厳しい生存競争の中に置き、あえて人や動物に適度に「踏まれる」刺激を与えることで、植物は生存本能を最大化させ、葉の中に強力な薬効(タンニン)を限界まで凝縮させます。
・「不耕起(耕さない)のこぼれ種サイクル」: 土は絶対に耕しません。春(4月〜5月)、野山の通路や斜面の雑草を少し刈り、種をパラパラとバラ撒きしておくだけです。夏(2. 陰陽論の陽の季節)に美しいピンクや白の小さな花を咲かせたあと、彼らは神輿(みこし)のような形をしたユニークな果実から、種を周囲に勢いよく弾き飛ばします(こぼれ種)。この種が自然に地面に落ち、翌春には10倍の密度で勝手に発芽するため、一度植えれば人間が種を買い直す手間は永久にゼロになります。
・「開花期の全草(ぜんそう)収穫と陰干し」ハック: 薬草としての効能が最も高まるのは、夏(7月〜8月)の「花が満開を迎えた瞬間」です。このタイミングで、地上部をカマでバチンと丸ごと一気に刈り取ります。刈り取った大量の枝葉を、野山の古いクヌギの木の下などの風通しの良い木陰で1週間ほど逆さ吊りにして「陰干し」にします。完全に乾燥させて刻むだけで、お腹の調子を整える最高級のオーガニック「ゲンノショウコ茶」がバケツ一杯分、完全自動で完成します。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。