◆ニューサイラン(カラーリーフ) 草刈り労働を「毎月のサブスク収入」へ。 野山の湿地をハックするニューサイラン
シャープで直線的な美しい葉(赤紫やブロンズ、斑入り)を持ち、現代の高級マンションのモダンな植栽や、ホテルのフラワーアレンジメントのバックグリーン(切り花素材)として絶大な需要を誇る「ニューサイラン」。このモデルの本質は、フキの防草モデルと同様に、管理が難しく雑草だらけになりがちな野山の傾斜地を、丸ごと「高級カラーリーフの群生地」に変えることにあります。「面倒な草刈りの手間をニューサイランの強靭な株立ちで完全カット(雑草対策)しつつ、毎月、美しい葉をナイフでパチンと切り取ってフラワーショップやネットで直販し、労働ほぼゼロの『永続的なサブスクリプション型』の現金収入を生み出し続ける」という、実用性の高いグリーンビジネスです。
ニューサイラン(ススキ科/旧ユリ科)の故郷はニュージーランドの「湿った斜面や海岸線」です。そのため、非常に水水分を好みますが、平地の粘土質の畑で水がたまると株元が蒸れて腐ってしまいます。関東・神奈川の里山特有の、山肌からじわじわと水が染み出す「斜面の麓(ふもと)」や「谷戸の最下部(日陰)」は、彼らにとって完璧な自動インフラです。斜面を伝ってきた水分が常に根元を潤しつつ、傾斜によって余分な水はサーッと抜けていく。この「高い湿度と通気性のバランス」が、ニューサイランの葉の色彩を限界まで鮮やかに、肉厚に仕立て上げます。一度定着すると、強靭な地下茎で勝手に増え、周囲の厄介な雑草(クズなど)に差し込む光を遮断する「食べられない防草シート」として機能します。
・「不耕起(耕さない)株分け配置」: 春(3月〜4月)、土は耕しません。湿った半日陰の斜面に、スコップで小さな穴を開けて株分けしたニューサイランの苗を1メートル間隔で植え付けます。最初の1年だけ、周囲のササに日光を遮られないように下刈りを行えば、2年目以降は完全に放置で問題ありません。病害虫も皆無で、野山の生態系の中で完全に自立します。
・「外葉(そとば)のローテーション収穫」: 収穫の際、株の中心から新しく伸びてくる若い葉は残し、外側に広がっている十分に色づいた大きな葉だけを根元からナイフでパチンと切り取ります。この「外葉のローテーション(間引き)」を行うことで、株の内部の風通しが常に抜群になり、病気を無農薬で完全に回避しつつ、1年を通じていつでもハイクオリティなカラーリーフを安定して供給し続けることが可能になります。
高齢化の影響で、農業は就業者数こそ減少しているものの、食糧生産という重要性の高い事業であることから、そのニーズが衰えることはありません。農業ビジネスは、農業や農業に関わる周辺ビジネス全般を指す言葉です。農業といえば種を蒔き手塩にかけた作物を収穫するイメージが強いですが、ビジネスとして考える場合、必ずしも作物を育てて収穫することだけが農業ビジネスというわけではありません。加工して販売するのも、農業体験をあっせんするのも農業に含まれます。採れたて野菜ジュースや無農薬野菜でアイスクリームを加工販売するのも農業に含まれます。観葉植物の生産販売も、昆虫やミミズの養殖も農業に当たります。育てた竹を加工してコップやキャンドルに加工して販売するのも農業です。ヤギを飼ってヤギのミルクが飲める観光農園を運営するのだって、ダチョウを飼ってダチョウの目玉焼きを提供するのも農業です。農業ビジネスは、地方創生や都心部からの脱却といった近年のトレンドに合わせて、注目度が高まっている事業形態です。場所選びを上手にやれば、作物をブランド化することにより差別化を図る事も可能です。無農薬で育てたレア食材を販売したり、ブランド化して少量生産するのも勝算があるでしょう。就農していきなり一本立ちするのは少々敷居が高いですが、都心近郊でサイドビジネスとして始めてみるのなら、リスクも最小限に抑えられます。農協を通して安く販売するのではなく、直販サイトを制作したり、ヤフオクやメルカリなどのショッピングサイトで販売することで希少価値を保ちながら消費者に対して直販することができます。フリーマーケットならユーザーの意見を直接聞くこともできます。ネット上で自分自身で【半農半X】で始めるなら、負担なく自分自身の可能性に挑戦することができます。発想次第で楽しみながら自分らしいライフスタイルを実現することができます。